2020/12/13 13:07


[ヘンプ]って聞きなれない方も多いと思いますが、これは麻科の一年草の植物で、学名を『 Cannabis Sativa L』(カンナビス・サティバ・エル)といいます。

日本では「大麻」といい、縄文時代からほんの60~70年前まで、私たち日本の衣食住を支え続けとても身近な存在で「農作物としての大麻」でした。

戦前では日本に1~2万ヘクタールもあった大麻の農家が現在では6ヘクタールあまりに減少しています。

中国やタイではこの植物の重要性を重視し、研究開発、ヘンプマーケットのプロジェクトを立ち上げているそうです。

日本でのイメージは戦後1948年7月10日にGHQの要請により大麻取り締まり法(農家対象)、麻薬取り締まり法(医師対象)が同時に成立されたことによって、大麻=薬物になってしまっています。

それは、大麻の成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が麻薬の作用があるためですが、そのTHCもCBDとの比率によって、がん性疼痛や偏頭痛などの治療効果のある分野があります。

その反対にCBD(カンナビジオール)という成分は睡眠改善、間リュウマチ、炎症性腸炎など医療用として世界で注目を浴びています。

植物の持つ力は計り知れないものがあります。ホリスティックにこのCBDは、THCを抑え込む働きもあるそうです。

スイスではTHC,ニコチンフリー、CBD入りのよく眠れるタバコというのがあるそうですよ。

日本では昔から、その成長の早さ繊維の強さなどから、魔除け、厄除けの意味が込められた麻の葉模様の赤ちゃんの産着、神社の鈴緒、神官の狩衣、大相撲の横綱のまわし、鼓や太鼓の調緒、高級下駄の鼻緒の芯縄、普段着、食用、薬草などに使われ、すべてが資源になる植物です。

私はこの大麻の力に惚れました。

そしてご縁があって、ヘンプの布を輸入販売している

Hempfabric-organicさん

https://www.hempfabric-organic.com/)

と出会わせていただきました。

この大麻の素晴らしさを伝えていく一滴として、これからHempfabric-organicさんの気持ちいい布たちと対話しながら、肌に着けて気持ちいいものなど作っていきたいともいます。